【代表ブログ】南スーダン紛争の停戦合意にあわせて

2013年12月から紛争が続く南スーダン。今月24日から、政府軍と反政府軍との間で停戦が発効されました。今回成立した停戦合意は、南スーダンの周辺諸国で構成されている政府間開発機構(IGAD)等が仲介しています。

 

南スーダンでは現在、200万人以上の難民が周辺国に逃れています。私たちコンフロントワールドが活動対象地としているウガンダだけでも、100万人以上の難民が避難生活を送っています。

 

国連は、今回の停戦合意を南スーダン紛争の終結に向けた「最後のチャンス」と評価しました。キリスト教徒の多い南スーダンでクリスマスを前に停戦が開始されたことを受け、ひとまず安堵しましたが、過去にも停戦合意は破たんしていることもあり、予断を許さない状況が続いています。

 

また、仮に今回の停戦合意を機に紛争が終息に向かったとしても、4年以上の内戦によって荒廃した母国に難民たちが帰還できる日は、そうすぐには訪れません。その意味でも、現地では5年10年といった長期的な視点に立った難民支援が必要とされています。

 

南スーダンでは石油資源をめぐり紛争が続いている側面があり、日本も全くの無関係ではありません。独立前のスーダン時代を含めると、日本もこの国から大量に石油を輸入してきました。それによってスーダンに流れたお金は、北部・南部間の独立戦争やダルフールの虐殺に使われていたと言われています。

 

コンフロントワールドは今年9月、現地で活動するNGOを通じて、ウガンダ北部パギリニヤ難民居住区に暮らす南スーダン難民61世帯410名に対する緊急支援を実施しました。また、南スーダン難民によるサッカーチームの設立支援も実施しています。紛争により母国を追われた難民が一日も早く安心して暮らせる日を願い、コンフロントワールドは活動を続けてまいります。

 

「どこか遠くの世界で起きている紛争」と割り切ってしまうのではなく、同じ地球に生きる同じ人間として、私たちと一緒に南スーダン紛争に目を向け続けてほしい。そう思います。

 

2017年12月27日 代表 原貫太