【スタッフブログ】居住区で見た現実を日本でどう生かすかースタッフの声⑤

こんにちは。広報ファンドレイジング局学生スタッフの富井穂です。

 

 

今回は、南スーダン難民緊急支援スタッフの声⑤として

・これまで途上国を訪れてきた私が、南スーダン難民居住区に行って感じたこと

 

について書きたいと思います。

 

Photo by Confrontworld

 

 

私は現在早稲田大学文学部の3年生です。大学に入学してから様々な国に足を運んできました。訪れた国はベトナム、フィリピン、香港、スペイン、イタリア、台湾、ケニア、ウガンダ、ルワンダで、このうち一番最近行ったのがアフリカの3カ国です。

 

いわゆる途上国と呼ばれる国に初めて行ったのは、大学一年生の時に訪れたフィリピンでした。学校や

テレビで世界の貧困問題を知り、大学ではいろいろな国に行って自分の目で現場を見てこようと、固く心に決めていました。

 

そんな思いで初めて訪れたフィリピン。電気も水もガスもない、そんな日本とはかけ離れた環境で生活を送る人々がそこにはいました。

 

しかしそこで私が見たものは、決してその環境を恨むことなく

「幸せそうに生きている人びと」

でした。

 

物質的豊かさの中で育った私は、それを見て衝撃を受けました。人ってこれでも十分暮らしていけるのだと。

 

しかしそれと同時に感じたこと。それは

「ここで私たちがする支援ってなに?」

ということでした。

 

目の前には幸せそうに暮らしている人がいる。でもこうやって私たち日本人ははるばる遠いところからこうやってボランティアにくる。なんで?と思ってしまいました(当時、私は学生ボランティアとして訪れました)。

 

もちろん、そこで暮らした時間はとても楽しかったのですが、どうしてもその疑問が頭から離れませんでした。

 

しかしながら、そうした疑問を持ったまま、日本に帰国してからの私は一年生の時に入会したこの団体(当時はバングラデシュ国際協力隊)での活動を続けていました。

 

そして、そんな気持ちを頭の片隅に抱えつつ、この春ウガンダにある南スーダン難民居住区を訪れました。生まれて初めて降り立ったアフリカの地。自分の周りの全ての人が肌の色が漆黒の「黒人」たち、肌を突き刺すような灼熱の太陽、赤褐色の大地。見るもの感じるものすべてが新鮮で、それまで感じたことのないアフリカ独特の雰囲気に圧倒されました。

 

そして滞在先のウガンダ・グル市から車で3,4時間ほどのところにある南スーダン難民居住区にたどり着きました。そこに広がっていたのは、私の想像をはるかに超える広大な居住地域で、UNHCRのテントが点在し、そこはまさに教科書で見ていた世界でした。

 

車から降りてまず初めに感じたのはその暑さ。実際に私が訪れたのは一日だけで、しかも昼間の間のみでしたが、それでもかなりへとへとになるほどの暑さで、体力の消耗も激しいものでした。

そんなところで、エアコンも扇風機もなしに暮らしている人々をみて、さすが人類発祥の地アフリカに暮らす人たちだな、とひしひしと感じてしまいました。

 

テントの中で居住区を管轄している現地のスタッフに居住区の概要を伺った後、彼らに同伴してもらって、難民の方何人かにインタビューをしに行きました。

 

そこで聞いた話は想像を絶する内容でした。戦争で夫の行方が分からないまま、女手一つで子供を育てる若い女性の月収はたったの5000UGX(日本円で約140円)。日本で500mlのペットボトルが一本買えるか買えないかくらいの金額です。

 

栄養が足りずにお腹がふくらんだ子供たち。そこで暮らす人々は、いままで途上国で見てきた幸せそうに暮らす人々とは違って、とにかく毎日生きるのが必死という、悲惨な状況に置かれた人たちでした。

 

特に印象的だったのはインタビューに答えてくれた人々の、苦しく険しい顔つきです。挨拶などをする時以外は、決して笑顔を見せることはありませんでした。自分に起きたことを私たちに淡々と語りかけてくれた時の彼女たちの表情は、今でも脳裏に焼き付けられています。

 

そしてそれまで感じていた途上国支援に対する疑問も、ここにきて初めて解かれました。

 

そのような現状を目にして、私が思ったこと。それは、

「今、この瞬間に現場で支援を必要としている人がいる。」

ということでした。

 

彼ら、彼女らが生きていくために、今こそ支援が必要です。

 

彼らが生きていくためには、食べ物や飲み物などの物質的支援はもちろん、自分たちで仕事を得て、自立するためのサポートも必要不可欠です。

 

そこで今回、コンフロントワールドでは、南スーダン難民緊急支援キャンペーンを行っております。

 

皆様からいただいたご寄付は、南スーダン難民に対する支援物資の購入費など、すべての金額が「直接支援」に充てられます。

 

キャンペーン終了まで、あと2日となりました。

どうぞ皆さまのご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

また、既にご寄付を頂いた方々、コンフロントワールドスタッフの一員として、心より深く感謝申し上げます。

 

 

 

 

記事執筆: 広報ファンドレイジング局 富井穂