「この力強さはどこから来るのだろう…」孤児7人の面倒を見る23歳の女性

コンフロントワールドが支援対象地としているウガンダ北部の「パギリニヤ難民居住区」では、現在、南スーダンの戦火を逃れてきた約3万人の難民が生活しています。その中には、国際機関からの配給食糧が不足しているために一日に一食しかできない家族や、わずか360円の学費が払えず小学校に通えない子どもたちまた精神障害を抱えながらも居住区での厳しい生活を強いられている男の子がいることを、これまでの記事でお伝えしてきました。

 

実際に現地に足を踏み入れると、難民の方たちが置かれている悲惨な状況に心が痛みますし、ニーズや課題が数え切れないほどたくさん存在していることを痛感します。しかしながら、その一方で私は、居住区で難民たちと向き合ってきて、強く「感銘」を受けたことがあります。

 

それは、困難な状況に置かれても、それを乗り越えようとしている、彼らの「力強さ」です。

 

私が今年2月末にパギリニヤで出会ったマーガレットさん(仮名)は、紛争が始まった2013年に夫と離別し、昨年7月の紛争再燃後にはウガンダへと避難してきました。南スーダンで暮らしていた頃は農業で生計を立てていましたが、現在居住区での仕事はありません。二人の子どもはまだ幼いため、住居の建設や修繕もすべて一人で行わなければなりません。

 

マーガレットさん(写真:左から2番目)

photo by Confrontworld

インタビュー2週間前に生まれたマーガレットさんの子ども

photo by Confrontworld

 

 

そのような厳しい生活状況に置かれているにもかかわらず、彼女は紛争で両親を失った孤児7人を引き取って、その面倒まで見ているのです。

 

彼女は私が出会った当時、23歳でした。今の私も、23歳。私と同じ年齢の女性が、自分の家族が、いや自分一人が生きていくだけでも大変な状況に置かれているにもかかわらず、孤児7人の面倒まで見ている。そのことに、これまでずっと恵まれた環境の中で、たくさんの方たちに支えてもらいながらも、時には文句やわがままを垂れながら生活してきた自分のことが恥ずかしくなってしまいました。一体、彼らの「力強さ」はどこから来るものなのでしょうか。マーガレットさんと出会った当時も今も、考え続けています。

 

 

そんな「力強さ」を見せてくれたマーガレットさんら南スーダン難民の方たちが、「人間としての最低限のニーズ」を満たし、安心して居住区での生活を送れるようになるため、少しでも力になりたい。ウガンダへの出発を3日後に控え、今改めて強く思います。

 

引き続き皆さま、「南スーダン難民 今最も支援を必要とする人たちが生きるための緊急支援」へのご協力を、どうか宜しくお願いします!

 

 

記事執筆: 代表 原