居住区で見た現実を日本でどう生かすかースタッフの声②

こんにちは。「コンフロントワールド」国内事業局長の田尻野乃佳です。

 

本日は「居住区で見た現実を日本でどう生かすかースタッフの声②」として、

 

・私自身が今年3月に南スーダン難民が生活する難民居住区に足を運び感じたこと

・国内事業局としての南スーダン難民緊急支援に対する思い

 

 

について書きます。

 

私自身が難民居住区に足を運び感じたこと

私は今年3月、今回当団体が支援活動を行う、パギリニヤ難民居住区に足を運びました。難民居住区が近づくにつれ、緊張が増し、その果てしない広さに衝撃を受けたことを覚えています。

 

実際に居住区内を歩きながら難民の方々に実際の生活の様子を聞きました。難民の方々が生活をしている家の中を見せてもらい、そこは、本当にここで人が住めるのか、と信じられないような狭さ、そして暗さでした。家といっても、難民の方々による手作りのものです。ただじっとしているだけでも汗が流れてくるような高い気温の中、この家で暮らすのは、とても困難なように思えました。

 

この家で生活をする23歳の女性は子ども3人と生活しており、子どもの1人は1歳でした。居住区内での薪木集めや草むしりによってお金を稼いでいると話す彼女の月収は日本円で約500円。「寝る場所も不十分で、子どもたちの学費のためにも今は仕事が欲しい」と彼女は話していましたが、その寝る場所を確保するためにはまず仕事をしてお金を稼がなければならない。

 

寝る場所一つにとっても、簡単に解決するわけではなく、現実的な問題がそこに立ちはだかることに一種の悔しさを感じました。

 

また、難民の方々の中には1日に1食しか食べられないという状況の人もいて、難民居住区に行って以来、「必要最低限の生活」とはどのような状態か、よく考えるようになりました。

「衣(医)食住」とよく言いますが、パギリニヤ難民居住区において、この3つが満たされているところはほとんどありません。「衣(医)食住」と言えど、1日1食では明らかに足りないですし、特に子どもにはしっかりと栄養のある食が提供されるべきです。住む場所も衛生的な環境にあるべきです。

 

生まれた時から衣食住が当たり前に満たされている私は、それまで「必要最低限の生活」を考えることはほとんどありませんでした。

 

 

今回の「南スーダン難民緊急支援寄付キャンペーン」は、寄付した資金が直接難民の方々に使われるもので、寄付によって難民の方々の明日が決まると言っても過言ではありません。そのような状況に置かれる人々を、距離的には遠い日本にいても、支援出来ることはとても大きな意味があることのように感じます。

 

 

国内事業局長としての「南スーダン難民緊急支援寄付キャンペーン」に対する思い

 

3月に南スーダン難民が生活する難民居住区に実際に足を運び、コンフロントワールドとしての活動が始動してから、4ヶ月目を迎えようとしています。途上国に足を運ぶことだけが「国際協力」ではなく、日本にいて関心を持ち、なんらかの行動を起こすことも立派な「国際協力」であると私は考えます。

 

日本国内で「国際協力」や「社会貢献」に関心を持ち、行動を起こす人材や組織を増やし、その質を高めることを目的とし、コンフロントワールドの国内事業局では、これまで月に2回の頻度で講演会を開催してきました。講演会に参加してくださった方々に関心を持ってもらうことだけでなく、いかにして関心を持ち続けてもらうか、これが重要だと思っています。

 

今回の「南スーダン難民緊急支援寄付キャンペーン」は、実際に日本にいながら行動を起こす一歩になると思います。そして、これを機に「国際協力」に関心を持ち、行動を起こす人が増えることを強く願います。

 

 

文責: 国内事業局長 田尻野乃佳